設備
キッチンセットは奥さんのこだわりが・・・・背の高い過程の主婦にとってはキッチンの高さが低いと毎日の台所の作業が苦痛になる。
今回は、キッチンやカウンターなどの高さは910ミリと特注で普通よりも高くしてあります。
お風呂はユニット倍全盛の今には珍しく「現場造作」タイルと浴槽には特にこだわりました。
トイレも・・・ようは全て一つ一つのものに妥協することなく納得いくまで打ち合わせ、サンプルなどを取り寄せての現場です。
今日は、杉の八寸大黒柱を16本も使って建ててきた「アジアンスタイルの家」の完成・引渡しに立ち会ってきました。
ふとい柱と梁を全て木目が見えるように黒く塗り、床もアンテーク風に凹凸のある無垢の板で仕上げてあります。
建物の延べ床面積はもちろん、施工面積も大きく特にこの家は「体積」がやたらと大きな家になっています。
一般家庭なら一台で済んでしまう床暖房もボイラーを二台にして対応しているのです。
今日の時点では家具やカーテンなど家らしい映像を撮るには必要なものはまだ整っていません。
それだけに、本物の木材の持つ魅力が伝わってくれるといいのですが・・・
太い柱と梁を使って建てた「アジアンスタイルの家」の横には、2x6工法で巨大な倉庫が造られています。当初は鉄骨で建てる予定だったのですが、将来的な使い道やご主人Oさんの趣味や好みを考えたら、むしろ木造構造の方が適していました。
住宅ではないわけですから、こだわっている断熱もいりません。
いや、それよりもできるだけ構造材が内部に露出している方が、自由に棚や釘を打てるため
望ましいのだそうです。
そういえば、ご主人の書斎はSB合板でそのまま仕上げてあります。
母屋の「アジアンスタイルの家」も、その素朴なイメージを大切にされたのだと思います。
(倉庫も構造計算のもとに造られています)