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入ってくる臭い・出る臭い・家の中の臭い

臭い・・・それは生活を営む以上、避けては通れません。
そこで『外から』『中から』『中で』と三通りの臭いについて
改めて身近な問題として、自宅をイメージしながら
一緒に考えてみませんか。

計画換気が当たり前になった新築住宅、
その家庭の排気はそのまま隣家の新鮮空気になっているかもしれません。

その排気される空気と共に我が家の臭いも・・・・時にはクレーム要因になりかねません。

ところで今の住まい一番強い臭いといえば調理時です。
お宅では台所の換気扇はどこに向いていますか。

隣家の窓や玄関と近いところにあると
今晩のおかずがわかってしまうこともありますね。
その家庭の好きな料理も・・・

我が家の台所換気扇は、東隣の家に向かってついています。
そのお隣は西にキッチンの換気扇が着いています。
(台所の換気扇はお互いに向かい合わせについている状態です)

お隣との空間は水平距離にして1.8㍍、
家と家の囲まれた細い通路を北から南へ風が吹くと
東南の角についている我が家の玄関では・・・・今晩のおかずがわかるのです。

(我が家かそれともお隣かは家に入ってみないとわかりませんが)

数年前までは私は台所換気扇の下でタバコを吸っていました。
この煙草のにおいは、きついですね。
吸った人が近くに来ると、すぐにわかります。
また、犬の散歩時に道路に漂う煙草の臭いも・・・
禁煙して、タバコのにおいが
空気中に漂っているのが良くわかりました。

この煙草に関しては
お互い様・・お隣も吸っていたから・・

家の臭いを外に排出する出口としては、
このキッチン換気扇のほかに
トイレ・バスルームに
計画換気の排気口があります。

家を建てるときには、近隣の間取りや窓の位置を考えながら、
臭いが近隣との余計なトラブルにならないように工夫をしてみる
価値があると思うのですが。

お隣の間取りは家に入ってないのでわからない・・・***

ところが意外なことに外から隣家の間取りがあらかたわかるものです。
窓の大きさ・窓の高さ場所・換気扇・格子・などから
家の間取りが透けて見えている・・・
それが我が国の家づくりの現実です。

おそらく、あなたも90%以上の確率で近隣の家の間取りはわかるはずです。
このことについては、機会を見つけて取り上げてみたいと思います。

外部から入ってくる騒音と臭い

お隣の間取りと我が家の関係について・・・・
近隣にすでに家があるのなら、これから造る家が
接するお隣の窓について
「位置や大きさ、透明かどうか」
「家との距離、予定間取り・窓の関係」などは
出来れば建築計画に織り込んでおくようにお奨めします。

新しい家は高断熱高気密と計画換気がセットで造られています。
このなかで断熱と気密は『外部の影響を少なくする』働きがあり
『計画換気は中に新鮮な空気を取れこむ』役割を果たします。

それは、各部屋に二時間に一定の空気を導入する働きです。
こうした換気システムで一番多く採用されているのが「三種換気」で
家の外から外壁を見ると昔の家ならトイレ・キッチン・お風呂にしか
ついていなかった換気フードがついています。

このフードから外部の空気を入れるということは
外気の温度・湿度・音・臭気・埃もここから入ってくると
想定しておく必要があります。

               

隣家の間取りを察しながら・・・

それとは別に「外部からの騒音を遮断」できる家づくりをします。
「高断熱・高気密」が当たり前になり昔に比べて騒音の侵入は少なくなりました。

けれど窓の遮音性能は大丈夫でしょうか。
アップロードファイル 1406-1.jpg
同じように見える樹脂サッシやアルミサッシですが、その遮音性能は相当違います。

窓の開閉スタイルによっても・・・
もし、あなたが家を建てるときに「外部からの騒音」を気にするのなら
気密性を高める断熱材、窓ガラスを選ぶことと合わせて、
外壁に開いている様々な穴・特に換気システムの穴を少なくする必要があります。
家で思いっきり「ピアノを弾きたい」ならなおさらです。

そうそう、ついでに「台所換気扇の取り付け位置にもご注意を」
私どもで過去にお隣から臭いが入ってくる・・・と苦情を頂いたことがありました。
これも、そのクレームしてきた家の造りが影響していたのですが、
そんなことは言えません。

新築すると思わぬことが苦情につながるものですね。

設備器具・近隣への配慮と騒音

我が家の裏・北側はお隣の南側、東西南北の開きスペースに
エアコンなどの室外機や設備を置くときは、お隣の間取りを
少しだけは考慮したほうが良いと思います。
「高断熱高気密」の住宅は、家の中で発生する音の問題が
ある反面、外に音が漏れることはすくないし外部の音が入り込む
事もありません・・・という前提が可能な家の場合ですが。
その分、外部で発生する音が聞こえないので外にある
我が家の設備器具が出す音に不感症になり安いのです。
周囲の家が、完成した家と同等の防音構造なら良いのですが
そう都合よくはいきません。
そこで
近隣との人間関係を波立てないために「住宅設備器具」の設置場所・
騒音に神経を使う必要があります。

エアコンの室外機、エコキュートーの室外機、タンクなど外部に設置する
器具があります。

隣家との間にブロックなどの塀があれば「騒音的には有利ですが」
室外機の置く場所としては、適切ではないことも考えられます。

敷地図面に間取りと軒先線を入れて、あわせて近隣の家や
塀などを考慮しながら、打ち合わせを進めておけば
そんなバカな・・・ということは少ないものです。

アップロードファイル 1404-1.jpg

工事中の近隣からの苦情には・・・

新築中も何かと近隣への配慮が必要です。
工事の時間帯は何時から何時まで・土曜日日曜日は?
工事用車両の駐車問題、もちろん音も・・・
隣家のご家族が受験時期だったら・・・
など、神経を使うことが多々あります。

また、今まで住んでいた家を建替えるときは、その周辺とのこれまでの
人間関係がどうだったか。
これが結構ポイントで、工事中の近隣クレームの隠された要因でもあります。
もちろん、どんなに親しかったとしても建て替え時の挨拶は重要です。
建築工事に関する挨拶は業者同様に、建主からもきちんとしたいですね。

工事中の近隣クレームにはさまざまな原因があるように
入居後のクレームもちょっとしたことが原因になります。

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