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「地震に強い家」をつくる。

「地震に強い家」をつくる。
今の住まいは『安心できますか?』
「直下型地震が来たら怖い」
「不安です」と答えが帰ってきます。
これはおそらく多くの人が感じている気持ちではないでしょうか。

私も本音を言えば、「怖い」「不安」です。
しかし「我が家は倒壊しない」と妻や子供にも話してあります。
では、大地震の後も「住み続けられるか」となるとチョッと首をひねります。
なぜなら、我が家はまさしく新しい耐震基準が施工された年、1981年前の基準で駆け込んで建てた住宅だからです。
一番の心配は基礎に鉄筋が一切入っていない「無筋コンクリート」です。
基礎だけでなく、建物そのものも一部壊れるでしょう。
そして壊れる場所も、玄関の吹き抜け周辺とまでわかっています。
そこまでわかっているのなら「家造りのプロでしょう、補強をすればいいのに」と思うことでしょう。
でも、補強出来ない、補強しても効果がないと考える理由があるのです。
まあ、玄関周辺が壊れても人のいる場所は壊れること無く、家族の命は
必ず守ってくれるはず・・・これは自信を持って言い切れます。
だから我が家の場合、問題は地震の後ということになります。

3.11の東日本大震災は改めて災害列島、地震列島に住んでいるのだな・・・と
改めて強く認識させてくれました。
震災後の被災地の様子、故郷を離れて暮らしている家族の様子を報道で接するにつけ、震災後のことを考えた家造りが必要なのだと痛感させられています。
地震で家がなくなった場合、長期の「避難所生活」そして「仮設住宅」それからはその先は見えません。
せめて「帰る家さえあれば・・・」
先々の不安は少なくなるはずなのです。
家の形が残っていても、住めるのか、住めないのかで雲泥の差があるのです。
形が残っていても、生活できなければ、暮らせなければ家とは言えません。
なかには、こうした自体に遭遇しても幸いにして、建て直すことの出来る人もいるでしょう。

しかし、現実には大多数の被災者が、借りられない、支払いが出来ない、家のローンがまだ残っている状態でしょう。

震災後の様子をみて、津波は対応できませんが、いつ発生するかわからない、でも必ず起きる大震災に備えて家づくりを見直して見ませんか。

まず、絶対に家族の命を危険にさらす「地震で倒壊する家」は論外です。

「大地震で倒壊せず非難できる家」はこれが最低条件です。
これが、建築基準法の「耐震等級 1 」の住宅です。

家を造るなら「地震に強い家を」と考える人が本当に増えました。
住宅を造る会社は、「当社の家はとても地震に強いですよ」とどこでも言います。
そうなると「地震に強い家」と言うだけでは、他社との差別化になりません。
だから、大手ハウスメーカーは「免震・制震」と今まで聞きなれなかったことを「うたい文句」にしています。

そこで、『耐震』『免震』『制震』とは、そしてそのの違いはどんなことなのか!
簡単でも良いから、
確認してみる必要がありそうですね。

子育て住宅から二世帯住宅・近居住宅へ

「子育て住宅」から家族の絆を大切にする「二世帯住宅」「近居住宅」へ
家造りが変わりました。
これから新たに家族が住む我が家、本当に「地震に強い家」ですか。
地震で壊れるような家は絶対ダメです。
どんなにかっこよいデザインの家、住み心地がよくて快適な家、
そんな素晴らしい家であっても「壊れた時点で終わり」です。
では「大地震発生」・・・その時、壊れなければ、家族の命は守れる・・・それで満足ですか。
これから大切なのは
「壊れなかった・・・」だけではダメなのです。
震災後には、どうしても電気やガス、水道などの利用が出来なくなります。
最低でも、一週間は避難所生活を覚悟しなければなりません。
テレビなどの報道で見る、避難所生活はとっても辛そうです。
まず、寝る、食べる、トイレ、着替え、お風呂など、今当たり前の生活が
出来なくなります。
こんな時この日まで待てば、
「我が家で又暮らせる日が来る」とわかりさえすれば「希望」が見いだせます。
辛さも我慢することも出来ます。
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だから大地震で壊れないだけではダメなのです。
「安心して住み続けられる家」が必要なのです。

あなたは「なぜ家を建てるのですか?」

あなたは「なぜ家を建てるのですか?」
大震災後、多くなった家造りは「二世帯住宅」と親の近くに住む「近居・住宅」です。
震災後、報道などから当たり前と思って気にしなかった「地域の絆」
故郷や友人そして大切な「家族の絆」が改めて見直されています。
それと、経済的な要因も大きいようです。
なんといっても
別々に世帯を構えて暮らすのは、何かと無駄の多いもの。
お互い、これまで離れて暮らしていたわけだから、一緒に暮らすとなるとわずらわしいこともります。
あるけれど不安の多い現在、何かと近くにいてくれれば心強いし安心できますね。
もちろん、楽しいこともメリットもあるでしょう。
夫婦共働きの家庭なら、孫の世話をしてくれる両親の存在はとてもありがたいものです。
親にとっては、可愛い孫たちと一緒に楽しい時間をすごす事が出来ます。
他にも、多くの理由があるでしょうが、注文住宅を建てる人にとって「家族の絆」が家造りのキーワードになっています。
「二世帯住宅」の場合は・・・
土地と現金は親世代が、残りのローンは働き盛りの子供たちの世帯が負担をする。
その計画はどのような内容でしょうか?
まず「住宅ローンの返済は何年」ですか。
ローンが終わると、「あなたの何歳」になりますか。
今、35才なら返済完了時は65才になっています。
おそらく、今の御両親と同じような年齢になっていることでしょう。
その時、またあなたと子供さんで家を建て替えるのですか。
どうせ建て替えるなら、次の世代もそして又、次もこれから建てる家で暮らせる工夫をして見ませんか。

いまは、家族が一緒に住める家を造ることが先決で
「そんな30年も先の話はどうでもいいよ」とあなたは言うかもしれません。
しかし、食べ盛りの子育て、教育費、益々上がる光熱費、
その他何かと支出の多いこれから、三十年もの長い間、住宅ローンを払う。
大変ですよ。
「それが終わりホッ」とする時間を持ちたいと思いませんか。
この家で、三世代継承(70年~)できれば
収入に対する「家の負担」を圧倒的に減らすことが出来るでしょう。
『そんなことはわかっている』でも、そんな家を造る予算はないから。
大丈夫です。
そんなに高くはなりません。
今まで計画していた家との差額は多くはないはずです。。
古い家に対する最大の不満の最大は夏は暑くて冬は寒いこと。
今迄の住まいには「風通しの良い家」「日当たりの良い家」が求められていました。
家を閉めて暮らす生活ではなく、開け放って暮らす生活、それは冬は寒く夏には暑い家だったのです。
建て替えの最大理由は、まさしく昔ならよかった夏向きの家が原因なのです。

家造り「木を見て森を見ず」・・不安だから?

追記
これに家のデザイン、インテリア、キッチンなども・・いいですね。
それこそありとあらゆる夢をかなえたいのが家造りですから。
今回の出版を打ち合わせしている時に編集長はこう言いました。
「私も住宅関連の本の編集は何度もしてきたけれど、本当に難しいね」
「難しいだけでなく主役のはずの主婦の目線から書いた本がないね」
「住宅ってさ、誰でも初めての経験なのが普通でしょう」
「でも、そこで扱う金額といったら普段は絶対使わない金額だよね」
「家造りは金額も含めて未体験、だから何か全て、落ち着かないというのかな・・非日常感覚の中で話が進んでいく、そんな気がする」
「榎本さん、そもそも「家の勉強」と「住宅の勉強」は同じようでいて
実際は違っていない???・・・」
この言葉は深い、
家ならば普段の生活の中で感じている感覚の延長で捉えることが出来る。
しかし、住宅は難しく『建築』として捉えてしまう。
そこで、今回は初心に戻って最初のように子供さんを持つ主婦の方に編集をお願いすることにしたのです。
彼女と打ち合わせの中の言葉で私は、当たり前と思っていた言葉そのものが専門的な言葉なのか・・・と妙に納得する出来事に遭遇した。
打ち合わせのときの会話で彼女曰く
「榎本さん、ところでグラスウールって何のことですか?」
私はこれを聞いた時、正直言ってあっけにとられ「のけぞった」ね。
彼女は家を建てようと考えたことはこれまで今まで一度もないのかな。
もしも、これが主婦としての当たり前の疑問なら・・・
でも、考えてみると興味の無いものは、知らなくて当たり前だと思うな。
私も主婦にとって当たり前の料理に使う素材や香辛料をなにも知らない。
それこそ初歩的なことでも私はまったく何も知らないのだから・・
そこで、改めて私は書棚にある住宅の本を見てみた。
「住宅の本はある」けれど主婦の素人目線での「家造り本」となるとない。
専門用語で書かれた住宅の本、それが「家づくり」を難しくしているってことに気がついたのだ。
昔から「木を見て森を見ず」ということわざがあります。
細かなことばかり気になり全体を把握できなくなることだそうですが、住宅の勉強でも似たようなことになりがちです。
家族にとって大切な家造り、夫婦仲良く、子どもも交えて家族中で「ワイワイガヤガヤ」
そこで初めて聞く夫の気持ち、妻の気持ち、そして子供たちの本音。
そうだったのか・・・と気付くこともお互いにたくさんあるはずです。
こうしていくと家族の中でも考え方に違いがあることに気付きます。
でも「これは全員共通だよね」ということもあると思う。
この家なら「安心できる」そんな確信を持てる住まいを建てませんか。
日本人の不安心理、それは家造りにおいても例外ではありません。
いや、例外どころかなによりも顕著に現れます。
家を建てるときには、構造、設備の選択など様々なことで悩みます、そして
たくさんの『不安』を持つことでしょう。
その中でも、最大の不安は
「この会社に頼んで、大丈夫だろうか・・・」
「本当に安心できる家が造れるのだろうか」とね。
あなたと御家族にとって、これから建てる家があらゆる意味で、
『安心できる家』であってほしいと願っています。

これからあなたが「建てる家」で決まります。

実は、こうした問題全てが
これからあなたが「建てる家」で決まります。
大げさすぎますか。
こんな時代だからこそ『家を建てる』と言う人。
こんな時代だから『今、家は建てない』と言う人。
万一建てた家が地震で倒壊したら、住宅ローンだけ残ってしまうから」・・・という人がいました。
私は、「では、今の家は地震が来ても壊れませんか、家族の命はまもれますか?」とお聞きすると、「その時は仕方ないよ、その時はその時だから・・・」
今、安全な家を建てる能力もチャンスもあるのに「家族の命を危険にさらす恐れの高い家に住み続ける」という選択はどうでしょう・・
賢い選択でしょうか。
万一、阪神淡路の地震規模で家が壊れても「二重ローン」を抱えないで
新しい家を再建できる方法だってあるのです。
それは『言葉で大丈夫、地震で壊れませんから』と言うのと違います。
確かな保証がついた『安心できる家』が造れるのです。
 それでも、地震が来たら外にいち早く逃げ出すから・・・ですか。
寝ているときだけでなく直下型地震はその時間を与えてくれませんよ。
大地震が発生、その時に家族の生命と財産を守り、繰り返す余震でも壊れる心配も無く、家族が揃って住み続けられて初めて希望が持てるし『安心』出来るのではないでしょうか。
今回の地震で感じたのは『地震の揺れもたらす恐怖です』
これからは地震の揺れを少なくする工夫が、必須条件ではないかと・・・
何回も繰り返される『余震』これは心理的にも辛いものです。
いつ発生するかわからないけれど、いつかは必ず発生する大地震。
「不安」を抱えたまま生活しないためにも、あの時やっていれば・・・と後悔しないためにも。
「安心できる家」を建ててください。
その家が、今抱えている他の『不安』
家族の健康に対する不安や、益々高騰する光熱費が生活にもたらす「不安」も解消できたら素晴らしいではありませんか。
お金がなくてはゆとりのある生活はもちろん出来ません、しかし、お金があっても健康でなくては生活を楽しむことも出来ません。
健康に暮らして医療費を減らし、光熱費をなくして生活にゆとりを生む家は
決して夢物語ではありません。
すでに今、一昔前なら考えられなかった家造りは出来ているのです。
地震に強く、寿命も長く、しかも家族の健康を守り、環境にもやさしくて
無駄な光熱費を無くし、ゆとりのある生活・快適な生活をもたらしてくれる
「安心できる家」で暮らせるのです。