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「資産になる家・負債になる家」

「資産になる家・負債になる家」
家を持つのは、お金がいります。
特に、土地も建物もこれから・・・大変ですね。
建てる地域で、土地価格は大きく異なりますので、
いくらかかるかは、判りません。

ただ、現金だけで全額を用意出来ればともかく、
借入それも多額にとなるなら、20年後にその土地・建物の
資産価値と、ローン残高がどうなつているか予測するのは、
簡単です。
土地価格はともかく、建物の資産価値はなくなつているから。
その時から、後何年ローンを支払うのですか。

25年~20年前、何が??

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家を建てる立場から見た、25年前の住宅を

1980年代の家と比べてみます。

我が国は自然災害の多い国です。

家造りも、災害が起きると必ず変わります。

今年も後わずか。

25年前の、出来事と言えば・・「阪神・淡路大震災」

1995年1月17日午前5時46分です。

改めて調べてみました。

6434人の犠牲の内、8割が建物の下敷きになつて亡くなりました。

想像以上の地震と、建物が古く、耐震性能も不足していたのが、

原因です。

この地震で、すぐに影響を受けたのは家具の

転倒防止器具でした。

そして、家を建てる人の関心は地震に強い建物に。

地震前の建物より、安全な家が建てられました。

25年前の家、悪くなんかありません。

むしろ、狙い目です。

家は資産、それとも負債・・最初次第です。

日本の不動産の常識、特に一般住宅の価値を決めている、

簡単な評価基準として「新築してから何年なのか・・」です。

構造は吟味した家か、建売か、メンテナンスは十分かどうか、

使用状態は・・・庭を含めた家の周りの状況は・・・関係ありません。

築年数15年で、建物評価は新築時の価格からすると

可愛そうなくらい少なくなり、20年もすると価格はゼロ」です。

25~30年・・・解体費を不動産(土地価格)から減額になることも。

住宅の建築を長年携わってきた者として、こんなばかばかしい

評価基準はありえないのですが、不動産業者が中古売買の主役なので、

彼らに中古住宅の適正な評価を、期待することは無理なのかも。

古屋問題が、これから社会問題となる・・・だからこそ価値を見極められる

アドバイザー的な存在が、不可欠ではないでしょうか。

もうすぐ2020年・・・2000年に新築した家は中古住宅・・建物評価は???ゼロ

ありえません。それは昭和の時代の新築ならともかく、今は当たり前となった

様々な優れた要素を含んだ家のはず。

次回は、建てる立場から見た、この頃の住宅を一昔前の家と比べてみます。

不動産評価を変えたいですね。

「見る目を持つ」ここにこれからの令和時代の持家対策があります。

中古住宅を狙え・・・

日本の常識は、世界の非常識・・・

不動産だけではありませんが、チョット調べてみませんか。

キーワードは「リコースローン・ノンリコースローン。」

銀行があなたに貸し付けるときの、違いです。

当たり前だと思っていたすべてが、世界から見たら「非常識」だったと知ったら

どんな感想を、持ちますか。

私なら、ずるいですが・・・子供にはこうした非常識の真逆をさせます。

マイホームは、新築ではなく『中古』を狙え・・・

それも、15~20年の建物。

なぜなら、『上物の価値は日本的にはゼロか̠̠マイナスだから』

これが日本の常識で『世界の非常識』

建売も、注文住宅も「年数で判断している」見る目のない人たちの

価値観の逆にこそ、賢い行動があると思いませんか。

財産としてのマイホームの現実は。

日本独特の流通・売買における非常識にあります。

ローン残債は、たくさん残っているのに・・・自宅の売買評価と残債では

多くの人が「個人資産として債務超過」に。(ローン途中、特に返済期間が残っていれば特に)

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土地と建物をセットで、新たに購入する場合を考えてみましょう。
'土地を探して、注文住宅のケース・建売が対象です)

三十年前の不動産バブル崩壊から、現在に至るも

不動産、特に土地の価格は一部の場所以外は下落しています。

例えば土地価格の相場は、購入時の半値。

建物は、30年とすると固定資産税としての評価は、ありますが

市場価格はゼロ」・・解体費を差し引いての取引価格となるでしょう。

半値となってしまっている土地の価格から、さらの多額の解体費が

売却時に差し引かれ、そこから不動産業者へ手数料を支払った残りが

手元に残るわけです。

新規に、土地・建物を購入する場合、よほど頭金がなければ

多額のローンを長期返済で・・となるでしょう。

30年後、上記のような事例に遭遇しないでしょうか。