記事一覧

プロバンスの香り漂う家・・・⑩さまざまな防音工事

家の中に外部の騒音が入ってこない、最近の住宅・特に高性能サッシを使った「高断熱高気密住宅」は大変優れています。
しかし、外部の音が外から入ってこないということは「内部の音も外に出ない」事でもあります。家庭の中では上下の音や給水排水の音、テレビ・・・など多くの音が発生していてその音をどのように扱うかによって住み心地も変わってきます。
特に、二世帯住宅のように上下に分かれて生活していて、しかもその時間帯が若夫婦は夜遅く、親世帯は朝早く、夜も寝るのが早い場合、気お使いながら生活するようになってしまいます。

排水の防音、上下の音の処理に神経を使い、英語塾とピアノの教室もあるこのお宅は今まで以上にさまざまな工夫をしています。
アップロードファイル 286-1.jpg アップロードファイル 286-2.jpg
当社の標準工事は、1階居室の天井は水発泡ウレタンの吹きつけ、そして床の梁と天井仕上げは完全に分離、しかも石膏ボードも二枚貼ります。
床梁と天井が分かれているため二階で飛び跳ねても天井は揺れません。
アップロードファイル 286-3.jpg アップロードファイル 286-4.jpg
この家では、さらに2階と3階の床に防音と防火をかねて石膏ボードを合板の上に貼り、無垢の床材をはってあります。
天井には水発泡ウレタン吹き付けの下にロックウールをいれ、遮音効果を高めました。
アップロードファイル 286-5.jpg
教室と教室の間、居室との境の壁にも防音ロックウールを充填、教室のドアは当然防音ドア、このドアは階段にも取り付け上下の音漏れを防いでいます。

二世帯が気持ちよく暮らす、その為には住宅の建築でできることもあるのです。
完成してからは、どの工事一つとってもあとからは出来ないことだらけです。
このように、完成してからは見えなくなっていしまう工事こそ、住まい心地を決めるのだと思うのですが、いかがでしょうか。

省エネで快適に過ごす工夫②高断熱・高気密「W断熱の薦め」

断熱の前に「遮熱」することで建物に与える熱の影響をまず軽減します。
そのうえで、いよいよ断熱と気密を考えることになりますが、高断熱高気密と一言に言っても
施工の仕方や建物の断熱気密についての考え方には、施工する会社により多くな違いがあります。
十年以上前に「外貼り断熱」一般的に言う「外断熱」が話題をさらった時期がありました。
断熱するなら外でとか、いやいや内側でといった断熱論争がしばらく業界で続いていたのですが、今ではそんな熱気はなくなりました。
ではその論争に決着が付いたのかというと、どうもうやむやです。

断熱とあわせて気密をどのようにとっていくのか、将来的にそれは有効であり続けるのか、施工の品質も含めてなかなか簡単ではないようです。
断熱とか気密とかはなぜ必要なのかというと・・・・・小さなエネルギーで家族が快適に過ごすためと、住まいの中の寒暖差を無くし結露を防止するとともに、温度差ショックに起因する不幸な出来事を防止することにあります。
断熱材はどのようなものにするのか、そして高気密工事は確実にできているのか・・
ここが問題となるのです。
考えてみればわかることですが、どんなに断熱材を厚く巻きつけても隙間だらけであれば
断熱材は役に立ちません。
計画的に換気を続けるにも気密が換気はできてなければできません。
だからこそ高気密にする工事が必要になるわけです。
私たちが高断熱高気密を追及し続けたその答えは
「遮熱+内外W断熱・高気密」の家だったのです。
内外断熱・遮熱材

アップロードファイル 200-1.jpg アップロードファイル 200-2.jpg

アップロードファイル 200-3.jpg アップロードファイル 200-4.jpg

そして、そのW断熱を有効にする断熱遮熱サッシ・空気の汚れによって変化する計画換気システム・地中熱を利用した空気循環システム等へと求める家造りは変化し続けています。
全ては「住む人の健康で豊かな生活」を守るために・・・

プロバンスの香り漂う家・・・⑨遮熱・W断熱・気密工事・・1

今でも、断熱の素材や外断熱が・・いややはり内断熱のほうが・・などといった議論をしている。
費用の問題など絡んでくるから、これが一番などとはいえませんが可能ならば「いいとこ取り」すればいいと思います。
そのときに考慮しなければならないことは、費用と合わせて施工性・将来のメンテナンスリスクなどがあるわけです。

気密については、内側にビニールシートを貼る方法が内断熱で行われるが、これについては
大工さんに気密を確保する丁寧な工事は期待しないほうが良い。
(後を考えるといい加減に気密工事をするくらいならむしろしないほうが良いかもしれません)
アップロードファイル 284-1.jpg
屋根瓦の取り付けが完了しました。
全体が見えなくなってしまう前に、外部足場の一番高いところからパチリ
アップロードファイル 284-2.jpg  アップロードファイル 284-3.jpg
屋根の下には屋根下の通風と遮熱のために「銀次郎」という遮熱ボードを取り付けます。
アルミ箔によって屋根からの熱を遮熱します。
アップロードファイル 284-4.jpg
外壁全体をグルリと遮熱防水シート「タイベックシルバー」が取り囲んでいます。
家全体の遮熱対策はこれでバッチリ。
断熱の前に外部からの熱の影響を極力少なくしなければ「断熱」することが本州では夏にはむしろマイナスに作用する恐れがあります。

省エネで快適に過ごす工夫①遮熱

本当に少ないエネルギーしか使わないのに夏涼しく、冬は暖かい生活が楽しめる、そんな家造りをしています。
そこで建物そのものが、外部からの暑さや寒さに影響されないようにする必要があります。

21世紀は「遮熱」+「高断熱・高気密」そして計画換気によるエネルギーロスを防ぐ、そんな工夫が必要となります。

「遮熱」について
「熱線=電磁波」を反射して遮熱することなのです。
冬は冷たい外気を反射し、夏には熱線を反射することで、屋根や外壁からの「輻射熱」を
建物の中に入れない。
赤外線を反射する能力の高い素材に「金」「銀」「アルミニューム」があります。
まさか「金」や「銀」を使うわけには行きませんので、アルミニュームを家の外壁や小屋裏に使用する事になります。
アップロードファイル 199-1.jpg アップロードファイル 199-2.jpg
アップロードファイル 199-3.jpg
このアルミニュームによって断熱材に与える負荷を大幅に軽減するのです。
外壁は平均70%が輻射熱の影響を受ける。
残った熱移動は対流熱によるものが25%、伝導熱によるものが5%あります。
この熱移動は、断熱材と遮熱材の併用によって防ぐしかありません。
床下方向からの熱の移動の平均50%は輻射熱ですが、45%は対流熱で移動します。
下から上へ向かう対流を止め、その上で熱移動を遮断すればいい事になります。
一般的な木造住宅のように、外壁、内壁の中が空洞で自由に空気が移動している限り対流は止められないのです。

屋根は、93%が輻射熱ですからここはまさしく遮熱材が威力を発揮します。
軒先から空気を導入して、棟で熱い空気を抜いていく「通風」も当然求められてきます。

このように遮熱ひとつをとっても屋根面、外壁、床下、それぞれに要求される内容は異なります。
四季がハッキリしていて、高温多湿なわが国にあわせた新しい遮熱・断熱理論が「低炭素時代の21世紀」の今まさに必要なのかもしれません。

もう、雨が降っても心配ないね。

建物工事期間中に雨が降ると、どの工程かにもよりますがとっても神経を使います。
建物工事についてだけで言えば、梅雨の時期の雨を気になさる方が多いのですが、私個人的には秋のほうがイヤです。秋は長雨と台風の影響もあり少しでも雨を防ぐ工夫をしても時にはそれ自体が近隣クレームにつながる恐れがあります。
ブルーシートは飛ばされ、足場の養生シートも問題になってしまうのです。
O邸でも、屋根の防水シートが台風の影響で飛ばされてしまいました。
屋根ができて外壁の防水とサッシ・玄関ドアが収まればもう雨の心配はしなくて済みます。
アップロードファイル 197-1.jpg
アルミ蒸着の防水紙でくるまれた3階の建物を道路から見ると、かなり離れても屋根の瓦は見えません。

アップロードファイル 197-2.jpg
そこで、足場の最上部に登って見ることにしました。
内緒ですが、実は高い場所は得意ではないのです・・・
こだわって決めた屋根瓦がきれいに出来上がっています。
アップロードファイル 197-3.jpg
屋根の下で熱を反射し遮熱する「銀次郎」の施工。
アップロードファイル 197-4.jpg
その上には現場発泡の断熱材が隙間なく「ビッチリ」と吹き付けてあります。
アップロードファイル 197-5.jpg
2階・3階の床には「電場遮断炭塗料」の上に「防火と遮音対策を兼ねた」石膏ボードを貼り
その上に仕上げとして「無垢材のフローリング」を一枚一枚選んで貼っています。