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「健康創造住宅」健康な空間を創造するエントレ炭②

床下の土間に「エントレコート」を全面に塗りこみ、1階の床部分に換気ガラリを取り付けて
床下空間にできたイヤシロ環境を取り込むことにしました。
でも、二階が寝室の場合が多いわけですから、その空間にもイヤシロ環境を持ち込む(夏は床下の涼気・冬は床暖房の暖気を家中に循環させる目的も)仕組みをシンプルな方法で取り入れています。・・・・・これは次回

一般的に基礎は土間部と立ち上がり部を別々に打設します。
実はこれがあまりにも当たり前であるため今までは疑問に思っていませんでした。
しかし、莫大な被害をもたらしている白蟻への対策や今話題の「長期優良住宅」を前提にしたら、この当たり前の基礎はどのように考えても駄目でした。

そこで、土間と立ち上がりを一体で作る基礎工法に変えたのです・・・
継ぎ目は一切無い優れた基礎、その土間コンクリートにエントレコートを塗ります。
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ところが、工事途中に雨が降りエントレコートは水の中、溜まった水は行き場が無いため
排水ポンプと人力で排出します。
と、折角塗布したエントレコートもなくなってしまいました。
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工事中、建物の屋根やサッシ・防水が完了するまで雨が床下に溜まるリスクはあり続けるのです。

そこで排水を考え、土間コンクリートの中央部に水勾配を取りそこに排水のためのパイプを設置することになりました。
Kさんのブログ映像の中央にある塩ビパイプがこの排水溝になります。
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とまあ、排水だけを考えればそれでいいわけですが、しかしこれでは白蟻の進入路をわざわざ作っていることにもなるわけです。
さらに基礎内部に地中の湿度も導入してしまいます。

そこで、このような問題を全て解決する方法を探すことになりました。
万一の浸水や漏水被害に対応して土間の防湿を確保しながら基礎内部に溜まった雨水等を
排出し、しかも白蟻の侵入を防ぐ細かなステンレスメッシュを採用した特殊な排水栓を使うことにしたのです。
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これで、工事中の雨水や入居後の漏水などの被害は防止できます。

しかし、肝心な「エントレコート」を塗る作業は雨水の心配の無い状態まで待たなければなりません。
となると、内部塗装工事と同じ時期に床下にもぐって塗布することになるわけです。
これは、床下空間が高く取れている場合はよいのですが、一般的な高さしか確保できていない基礎で゛は、作業が大変苦痛です。

もう一つ、将来床下点検時にこのエントレコートが服について汚れることは防げません。
そこで、㈱バイオカーボン研究所と検討した結果、エントレ空間を確保するのは、基礎空間にエントレコートが塗布さえされていれば、その場所は床合板裏部であれ基礎の立ち上がり部でも、効果は変わらないとの結論になりました。

内部も含めた基礎立ち上がり部の塗布面積は、多少土間面積よりも少なくなりその分、水の配合を減らします。
塗料として濃い状態「エントレコートをペースト状」にすることになります。

これであれば、基礎の型枠をはずしてしばらくすれば塗布作業ができます。
(土間部のコンクリート表面の密度とくらべ立ち上がり部の密度は緻密)
このように、一つのことにトライする過程で、想定しなかった出来事が発生しその対策を講じるわけです。
これらの一つ一つの積み重ねの全ては
すべてが健康創造住宅のためにだと考えています。

我が家は家族全員が「健康になる家」を目指し続けます。

「健康創造住宅」健康な空間を創造するエントレ炭①

「病気になる家」の対極にあるもの、それは「健康になれる家」それが私たちが追い求めている「健康創造住宅」です。
単純に健康にとって良くない建材や設備は使わない・・・ビニールクロスの排除や
塗料・白蟻処理・断熱材・設備とさまざまな部分において見直してきました。
中には白蟻処理剤のように、できれば使いたくないという気持ちと、現実に起きている莫大な白蟻被害、このジレンマが、基礎断熱材や基礎のあり方そのものの見直しにつながりました。(白蟻は存在するという事実を前提に防ぐ・発生したときの対処を白蟻の専門家の助言を参考にした結果、基礎そのものまったく違った考えでつくらざるを得なくなったのです)
こうしたことを長年にわたって繰り返してきた結果、当社で造る住宅は少なくとも「住む人の健康に害を与えない家」はできたのですが、ではその家に住むことによって今までの家と違う・・・そう「住んでいるだけで健康にプラスになる家と言い切れるか」・・・・というとそうではありませんでした。

ご承知の通りシックハウス被害で明確になったのは、どちらかというと長く家に居ることの多い家族、なかでも家庭の主婦やお年寄り・幼子が一番被害者になっているという現実があります。
これは、裏返して言うと「家にいることでより健康になれる」空間ができたらこの家族が一番この恩恵を受けることができるわけです。
明るい家庭の最低条件は家族の健康です。
「ただいまー」と帰宅したら家族が笑顔でいつも迎えてくれる、そんな明るい家庭がそこにはあるはずです。

病気になる原因として上げられている化学物質が問題となったわけですが、それ以外にも
日常さまざまなことで受けるストレスが今、問題となっています。
「ストレス対策を科学的に施した家」そんな家ができないだろうか・・・取り組み始めました。

まず改めて現実を見てみると、
住む家そのものが不足していた昭和三十年代と比べると、最近造られる家もそして生活全般が大変便利、かつ快適になりました。
しかし、反面生き物としての人間の健康維持・増進に良くないとされる化学物質や電磁波など目に見えないものの悪影響が問題になっています。
その結果
現在、日本の死因のトップは「ガン」です。

世界的な免疫学者で新潟大学・医学部大学院の安保徹教授はその著「免疫革命」(講談社)や「医療が病をつくる」(岩波書店)、「がんは自分で治せる」(マキノ出版)などで大変有名な先生です。先生は現代医学で難病とされているガンや膠原病などの自己免疫疾患から高血圧やアレルギーまで
「ほとんどあらゆる病気がストレスによる交感神経の影響から起こる」ことを自律神経(交感神経、副交感神経)と白血球(顆粒球やリンパ球)の働きの相互作用から確かめられています。

現代社会はストレスの多い世の中で、このストレスに日々さらされている私たちは、間違いなく大きな悪影響の中にあります。

せめてどこかにこのストレスから逃れることのできる「シェルター」があったらいいな・・それが
我が家であればそれにこしたことはありません。
「安心できるシェルターとして住宅空間を改良する」
で、私たちが行き着いた結論は「エントレ炭」を目的にあわせて使用することでした。

昔から、炭はさまざまな効力があることが知られています。
その効力の中から、
滝の周辺や深い森林内の゛イヤシロ空間゛を部屋の中に!
「いやし空間でストレスからの開放」を目的に特別に開発されたのが「エントレコート」です。
精密空気イオン測定器や自治医科大学・看護学科との共同研究による唾液アミラーゼ活性などで実証されています。
農水省・林野庁・独立行政法人森林総合研究所と㈱バイオカーボン研究所との共同研究に基づき開発されました。(特許共同出願・・・第393231号)
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施工に当たってさまざまな検証をバイオカーボン研究所と繰り返してきました。
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そして現在は、映像とは異なり基礎の土間コンクリート部分ではなく、内部の立ち上がりに変更することになりました。

その理由は次回。
あわせて「エントレ循環システム」についてもご報告します。

お客さまの家造りブログ・・・・いやしの家づくりプロジェクト

「いやしの家づくりプロジェクト」と題して家造りの様子がリアルタイムで紹介されています。
土地の購入から家造りに関するこだわり、そしてその時々の気持ちも含めて書かれていて
日々更新されるブログからは、現場が変わっていく様子が手に取るようにわかります。
家造りを本当に楽しんでいるようですね。
ありがとうございます。
私もお客様にぜひ家造りそのものを楽しんでいただけたらこんなにうれしいことはありません。

お客さまの立場から家造りの情報が発信されるようになって、私たちにとっては怖くもあり、
またしっかりとした事実というか、お客様側からの気持ちがストレートに読む方に伝えられることで、造り手側からの情報とは別の判断基準ができたら喜ばしいことだとも思います。
http://perapera.air-nifty.com/healthy_house/

省エネで快適に暮らす工夫⑨・・健康を考える

なぜこの換気システムの選択か?
熱交換型の一種換気から始まり一般的な3種換気まで様々な仕組みを取り入れてきました。それぞれ特徴がありますが、メンテナンスやエネルギー効率そして健康を考えると、どれも「これだ!」と確信できるものでは無かったのです。
これから本格的な冬を迎えるわけですが、
     「朝起きるとのどが痛い」
     「すごく肌が乾燥する」
     「風邪をひきやすくなった」など
冬になると、こんな声をよく耳にします。
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これらの原因の多くは、部屋の中の湿度が低くなりすぎていることにあります。
冬場の外気は湿気が非常に少ないため、計画換気で湿度の少ない外気が室内に入ってくるとると肌やのどに影響します。
換気は、「汚れていない湿度の高い空気を捨て、変わりにあまりにも乾燥した空気を取り入れすぎていた」のです。
従来の三種換気システムで起きるトラブルです。
一種はこんなことは無いのですが、設備費が高く電気代も馬鹿になりません。
なによりも、家がある限り稼動することを前提にすると、配管内の汚れを掃除できない・メンテナンスできないことが、ネックです。

今採用している調湿換気システムは、湿度に対応するシステムですから、快適な生活と健康を守ってくれるのです。

システムの価格は、一般的な3種換気よりも高く、一種換気よりは安いといったところでしょうか。
メンテナンスも、簡単で運転音も気になりません。

この換気システムは、当社の標準として採用しています。

省エネで快適に暮らす工夫⑧・・・・ナイロンリボンに秘密が!

昔からの日本の家の特徴である「夏向きの家」は冬の寒さが一段とこたえます。
冬の寒さ対策もしっかりと考えた新しい住まいの考え方と仕組みが求められてきました。
その最初の答えが寒さ対策を中心とした北方圏型「高断熱・高気密住宅」だったのです。

家全体を断熱材でグルッと囲み、隙間風を無くすためにビニールシートで家をラッピングする
今まででは考えられなかった建築手法でした。

しかし、このような住宅建築によってさまざまな問題も浮き上がってきたのです。
例えば、「シックハウス」問題があります。
隙間だらけの家ならば、ビニールクロスや新建材を使った家でも化学物質が隙間から抜けていくこともありますが、高気密住宅になった家で隙間だらけの家と同じような建材を使えば
住む人の健康に影響を与えることは当然でした。
このシックハウス(病気になる家)が大きな社会問題となり使用する建材に制限がきめられ
あわせて「計画換気」が義務化したわけです。

新鮮な空気は高気密・高断熱住宅に限らず家族の健康を考える上で、なくてはならないものです。
なぜならば健康に配慮された建材・設備等を使って家を建てたとしても、日常生活が自然素材だけの生活しているのならともかく、身の回りに化学物質が溢れている生活が当たり前の住いには計画換気システムは必要なのです。
しかし、折角つけても「寒いからスイッチを切る」としたら何の役にも立ちません。

改めて言います。
従来の換気システムの大半は、無駄な換気で、せっかく暖まった(冷やした)部屋の熱を逃がしているのです。

なにも人のいない、汚れてもいない空気まで捨てる事はありません。
人がいて生活していれば湿度が多くなります。
この湿度に反応して自動的に、換気量を換気システムの仕組みとしてコントロールして、電気を使わなければすればいいわけです。

では、自動的に換気量をコントロールする秘密はどこにあるのでしょうか。
換気設備の給気口・排気口に内蔵された「ナイロンリボンセンサー」に秘密があります。
このナイロンリボンは、室内の湿度を感じると自動的に伸び縮みします。

湿度が高いと・・・伸びる→換気口の開き具合を調整している弁が開く→換気量が増える。

湿度が低いと・・・縮む→弁が閉じる→換気量が減る。

アップロードファイル 209-1.jpg

      白い部分が「ナイロンリボン」
  

こうして換気量を自動的にコントロールし、無駄な換気を抑え、常に部屋全体を新鮮な空気の状態に保ちます。