シベリアからの寒流と対馬暖流がある限り、冬の日本列島に
降雪があるのは当然のことで、この寒風は脊梁山脈を超える間に、
日本海側にほとんどすべての雪を落とし、乾燥した風となって
太平洋側に吹いてくる。
日本海側は、冬場には毎日続く曇天やジメジメした湿気と豪雪で生活に不便する
積雪地域となり、太平洋側は冬場でも晴天、乾燥の生活利便性が低下しない地域と
二つに分割している。
脊梁山脈の存在は、このような特徴となつて、私たちに
厳しい条件を突き付けているが、欧米ではこうしたことはない。
シベリアからの寒流と対馬暖流がある限り、冬の日本列島に
降雪があるのは当然のことで、この寒風は脊梁山脈を超える間に、
日本海側にほとんどすべての雪を落とし、乾燥した風となって
太平洋側に吹いてくる。
日本海側は、冬場には毎日続く曇天やジメジメした湿気と豪雪で生活に不便する
積雪地域となり、太平洋側は冬場でも晴天、乾燥の生活利便性が低下しない地域と
二つに分割している。
脊梁山脈の存在は、このような特徴となつて、私たちに
厳しい条件を突き付けているが、欧米ではこうしたことはない。
日本の家は、ハッキリとした地方地方の
個性があります。
その大半が、土地の自然条件に伴うものです。
例えば、日本の夏は高温多湿で冬は寒くて乾燥していると
昔から思ってました。
私の住む埼玉県川越は、間違いなくそれが当てはまります。
でも、新潟など日本海に面した土地では冬、湿度が高いといいます。
住んだことがないのでピンとは来ませんが。
3、分断される・・・脊梁山脈の縦貫。
国土を1000m~3000mという高い山が縦貫している。
同じ島国、イギリスと比べたら・・・
日本の河川はほとんどが、この脊梁山脈から発しているため、
極めて短く、急流河川になっている。
国土を南北や東西に完全に分断し、日本海側と太平洋側を
鉄道や道路にようて結ぶことを、極めて困難にしている。
都市間を連絡するには、鉄道も道路も太平洋側と
日本海側の両方に整備しなければならない。
この山脈の存在が国土を雪国と非雪国に分割している、
脊梁山脈は、国土の条件・人々の暮らしの条件を大きく
規定している。
②一体で使いにくい国土***
北海道、本州、四国、九州、・・国土の主要部だけでも
4島に分かれていて、加えて沖縄諸島などの数多い
島々がある。
全国的な人、物、商い網を整備するには世界最長の海底トンネルを
掘ったり、大径間のつり橋を造る大変な苦労が必要だった。
欧米や中国にはこうした努力は必要なく国土を
一体に使える。
新幹線・高速道路など造るにしても、山、川、海、谷など
複雑な自然を克服するために、特殊な技術などを
開発する為、費用も完成までの期間も他国とは
比較にならないほどかかる。
日本の国土に生まれ、その環境、自然の下で
育つた日本人。
日本人の感性や自然観、あるいは社会観を
育んみ思想をも育ててきた。
その我が国の自然条件の特徴を理解するには、
他国の自然条件についての知識がなければならない。
北米、ヨーロッパ、中国と比較すると、彼らには無い
いくつもの厳しい自然条件が私たちにはある。
地震のある国とない国、地盤が軟弱な国と強吾な国、など。
「日本人」を育んだ国土
①不便な形ー複雑で長い海岸線と細長い弓状列島
最大幅は250キロ程度なのに、南北は3300キロにもなる。
農産物や工業生産物を運ぶにも極めて長い距離を克服
しなければならない。
他国は、かなり円のような形なので、中心部に拠点を置けば、
全土の各地と放射状につながり合う。
海岸線の延長線はアメリカを超えるとも言われている。
ここに交通網を整備しようとすると、他国に比べてカーブだらけになり
快適な速度で走れない。
「令和の時代」になってコロナウイルス問題で、先行きが
見えない日々がこの先いつまでつづくのか。
不安心理が、人の行動を時には変えてるのかも。
***国土が日本人の謎を解く・より***
戦後、年間に千人以上の死者行方不明者が生じた
災害が、1959年(昭和34年)の伊勢湾台風の後から
1995年(平成7年)の阪神淡路大震災まで生じてなかつた
ことがわかる。
この36年間に我が国は「奇跡の経済成長」を果たしたのであるが、
その成功にはこの時期が大災害の空白期であったことも
大きく寄与しているのである。
では、今の時代は?
災害集中期に入っています。
我々は、「大災害頻発国」に暮らしているのです。
それは、日本の国土の特異な要素にあるようです。
「日本人」を育んだ国土・・・次回ご紹介します。