お客様から、三種換気が作動していると「寒いから換気を止めた」と言われると、換気は簡単そうで難しい問題だとつくづく感じていました。
(熱交換の一種換気の問題は設備コスト・ランニングコスト・そして一番は配管の掃除ができない将来リスクです)
人が生活している場ではその部屋の湿度は上昇します。
もちろん台所で調理をするときにも、湿度は多くなるわけで、このように湿度の上昇は空気が汚染されている赤信号なのです。
だとしたら、人がいる場所といない場所の湿度が異なるわけだから、このような家の中で日常の活動と連動する湿度の変化を、素早く察知して換気する仕組みがあればよいということになります。
人がいない、汚れていない空気をかまわずに強制的に外部に排出することは折角暖めた・冷やした空気を捨てる作業です。
折角、高い費用を使い努力して造った新しい家造りのあり方「高断熱高気密」の目的の一つ、省エネに逆行していることになります。
新しい換気システムはこの湿度に自動的に反応する仕組みを取り入れたことです。
具体的には、リビングや寝室などの新鮮な空気を取り入れたい部屋に、「吸気口」を取り付けます。
そしてトイレや洗面所など空気が汚れている場所に「排気口」を設置するのです。
この「吸気口」「排気口」とも湿度に反応して湿度が上がると自然と口が開き、空気の流れを作り出します。
たとえば、部屋に多くの人が集まり湿度が上昇すると、それを察知した「吸気口」は汚れた空気を押し出すために大きく口を開いて新鮮な空気を沢山送り込みます。
汚れた空気は新鮮な空気にグングン押し出されていき、その汚れを察知した「排気口」も
大きく口を開いて、汚れた空気を素早く排出してしまいます。
でも、どうして湿度を察知すると「吸気口」「排気口」が自動的に開閉するのか・・・・
不思議ですよね。
調湿換気「吸気口」と「排気口」
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