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夏冬は一種換気・春秋は三種換気に

せっかく温めた空気・冷やした空気を無駄にしない換気は
「一種換気」です。

当社がお薦めしている換気は
外気を入れるときも、室内の空気を排出する時も「ファン」を使います。

この空気を入れ替えるときに、温度や湿度を捨てずに「リターン」させる
ことで、無駄なエネルギーを使うことなく心地よい環境を作ります。

しかし、温度湿度を回収すると不都合な季節があります。
春先の気持ちの良い外気温度を室内に入れようとしたら
中の暖かい温度を、室内に戻してしまうのです。

窓を開ければその問題は解決ですが・・・花粉やホコリも室内に入りますね。
仕方ないので、五月の連休頃から「エアコン」を使って冷房しているわけです。

春先や秋はむしろ「三種換気」のほうがこうした問題を起こしません。
季節によって運転モードが一種から三種に切り替わる
そんなハイブリッド換気システムを、採用しています。

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どんな仕組みなのか・・・まず換気システム全体のイメージです。

基礎断熱・基礎気密が、前提条件です。

三種換気はどうですか?

換気システムとして、一番多いのが「三種換気」です。
部屋の外壁に吸気用の開口部を開け、排出口に排気ファンを取り付けて
強制的に、汚れた室内の空気と外気を入れ変えていきます。

仕組みは極めて簡単なので、施工費は安く済みます。
ただし夏冬はせっかく冷やした室内の空気、温めた空気も捨てるため
冷暖房費用や住み心地に問題が・・
外気を直接室内に取り入れるため、夏は暑い空気を冬は冷気にさらされるので
それを不快と感じて「計画換気を止めてしまう」お宅が多いようです。

計画換気は、前提条件として

室内の空気は汚れている・・外の空気は新鮮で綺麗
ということですが、果たしてそうでしょうか??

春先は「花粉の飛散』  土埃 
それ以外にも PM2.5 や ホコリ 自動車の排気ガス  一時期は「放射能」など
とても外気は綺麗とは言えないと思います。

外気取り入れ口の場所が「近隣の台所換気扇の近く」なら
臭いも入ってきてしまいます。
実際にあった「苦情」です。

あと、それぞれの吸気口にほこりを取り除く「専用フィルター」を
設置して、汚れたら洗う・交換する必要があります。
フィルターの点検交換が容易に出来ることも大切ですね。

季節に合わせた換気システム

こうして、快適・安全な家となるはずですが・・・
春は雨か少なく風が吹くと・・・土煙が舞い上がり室内はザラザラに。
花粉も飛びますね。
梅雨時期は・猛暑の夏は・・
豊かな四季があるこの国の自然を考慮した
「換気システム」が必要です。
これも自然なのかな? お隣の国から
偏西風に乗って「黄砂」が日本に流れてきますが、
最近は、PM2.5の汚れた空気がもたらされています。
目に見えないけれど、健康に良くない

せっかく自然のエネルギー「地熱住宅」でも
換気システムの不適合なら価値は半減です。
だからこそ
ささやかなエネルギーを無駄にせず、四季に合わせた「換気の仕組み」
家づくりをしてみませんか。
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換気のタイプ

換気の仕組みと春夏秋冬、最適な換気システムとは
日頃のメンテナンスも考えてゼロベースで見てみませんか。

高気密になればなるほど。

温度差を無くす・・そんな家づくりの基本は「高断熱・高気密」ですが
建て替え前の人なら、これと真逆の家・・「断熱材のない隙間だらけの家」
冬は寒く夏には暑いそんな生活になっていませんか??

断熱と気密をしっかりとすると・・・内装仕上げ等に使う床・壁・天井など広い面積の
インテリアとキッチンや収納などが、健康に悪いものは使えない・・・
建築では常識となったけれども
カーテンや家具等は、シビアにしていないのが現実です。
(臭いに敏感な人は、量販店に入れないとか・・)

高断熱・高気密の家づくりになったからこそ求められたのが
「計画的な換気」・・気まぐれな自然換気や窓を開けることに依存せず
365日、家の中の空気を二時間に一度入れ替えることでした。

バリアフリー・・・温度差をなくす

これから家を造るなら、建物の内部の床面の段差バリアを
無くすのと合わせて、建物内の温度差を無くすことを
心がけてみませんか。

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例えば、リビングは石油ヒーターやエアコンで温めていても、
トイレや洗面所が外部と同じくらい寒い。
こんな家は、お年寄りにとっては健康以前に「危険」です。

同じことは、一般的な「床暖房システム」にも言えますね。
床材の真下に電気パネルを敷設したりするタイプは
床材そのものが限定されるだけでなく、施工費も高くなります。

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結果として、予算を少なくするため限られた場所のみ取り付けられています。
「温度差を無くす」・・・ここにこそ命を守・健康をもたらす家づくりの
基本があるではないでしょうか。