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難しかったら「たった三つ」これだけを。

我が家を見渡して、あなたの家はどうですか。
どの家でも、生活の中に化学繊維製品が多くあるはずです。
最低でも『我が家から火は出さない』・・これは家族の命と財産、そして近隣との関係を考えたら大切なことです。
だから、可燃性ではなく最低でも難燃性、準不燃材の仕上げ、出来れば防火仕様の仕上げ材で内装を仕上げてください。
可燃性の木材を壁や天井に使うときは、使う場所を考えたいものです。
このように、ちょっとした配慮をするだけで地震時はもちろん火災にも強い家造りが出来るはずです。

どうですか、難しかったら「たった三つ」これだけを。

①「耐震等級3の家を造りたい」と伝える。
②「邸別構造計算」を要望する。
③  「ツーバイフォー又はツーバイシックス」で造る
これだけです。
あなたがこの中でやることはただ一つ、
阪神淡路の1.5倍の地震に耐えられる最高の耐震性能を持った家。
『耐震等級3』の家にしてください・・と言えばよい。
(在来木造もこの依頼をすれば地震がきても安心です)

こうすれば間違いなく大地震でも壊れない住まい、
耐震性の高い「安心できる家」は造れる

簡単に書いたつもりだけど、チョッと難しすぎただろうか。
でも、知っておけば間違いなく役立つ方法だと思うので・・・
是非、活用してほしいな・・・

「我が家が火元になることだけは避けたい」

いつ起きるかわからない大地震・その後の住宅火災。
外からのもらい火は近隣との距離が離れていないとなかなか防ぐことは出来ませんが地震の後、「我が家が火元になることだけは避けたい」ものです。
地震の後、家のブレーカーを落としておくことで、電力復旧後の家電製品による火災は防ぐことが出来ます。
また、家の天井や壁の内装を不燃仕上げにすれば、住宅火災は激減することでしょう。
火災報知器の設置が義務になっていますが、残念なことに新築以外は設置が進んでいないのが実情です。
考えてみると、火災報知器はどんな目的なのか・・・その家に住む人に万一の火災時に知らせることですよね。
しかし火災で怖いのは、火もさることながらガスの発生があります。
それが大きな火災でなくて「ボヤ」であっても有毒ガスを吸い込むことで命にかかわる事故になってしまうからです。
現在は便利な世の中になり身のまわりには石油を原料とする様々な生活用品が溢れています。
これが、有毒ガスの発生源です。

ツーバイフォーは木造住宅に比べて地震保険・火災保険が安い

・ 工法のメリット・・・在来木造住宅に比べて地震保険・火災保険が安い
損害保険の会社も認めている・・・・だから保険料が格安になっているのです。
在来木造と違ってツーバイフォー住宅は、「省令準耐火建築物」という扱いを受けています。
そのため、火災保険においては、鉄骨造り建物などと同じ扱いとなり、保険料が安くなります。
また、地震保険に関しても、鉄筋コンクリート造や鉄骨造建物と同じ扱いとなり、やはり保険料においても木造住宅と比べると大きな割引メリットがあります。

このように、ツーバイフォー住宅が火災保険や地震保険において優遇されているのは、優れた耐火性や耐震性が国によって認められているからです。

よく木造住宅の長所として『壁体内通気』があるので木材は腐らないといっているのを見かけます。
(木材腐朽菌がなければ木は腐りません。腐朽菌の生存には構造材の湿度85%以上で水分25~150%が必要条件です。
だからこそ壁体内結露を招かない断熱・気密工事が必要になります。
それと、雨漏れを放置しないことですね。)
外壁・内部の間仕切壁は床下空間 から小屋裏につながり常に木材を呼吸させる・・ということが在来木造の売り文句です。
それはそれで、良いのですが住まいの省エネ・快適に相反する部分を持っているのと火災のときに、この壁体内空間が煙突の役割を果たす恐れがあります。
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一方、ツーバイフォーは壁体内通気させないで延焼を防ぐ構造が特徴です。
地震に対しても、柱と梁の接合点で受けるのではなく家を
「六面体」の箱と同じように面で受けるのが特徴です。
これによって、耐震性能に優れた家が出来上がります。
だから、地震保険料も割安なわけです。
(建設する地域でも保険料の差が発生します。)
これが結構大きい金額になるのです。

強さを実証・・・阪神大震災で証明された地震に強い家造り・

・強さを実証・・・阪神大震災で証明された地震に強い家造り・

1995年1月17日午前5時46分、兵庫県南部を襲った阪神・淡路大震災。
震度7というまれに見る激震に加え、大都市の直下で発生した地震であったために、想像をはるかに超えた大惨事となってしまいました。
この地震による家屋の被害は全壊約10万1000棟、半壊を含めた一部損壊が約28万9000棟以上(平成7年4月24目の自治省消防庁発表より)。
しかし、このような壊滅的な状況下でさえツーバイフォー住宅のうち96.8%が
特に補修をしなくても継続して居住可能な状態を保ったことがわかっています。
※残り3.2%は、地盤の移動・液状化及び隣家のもたれかかりにより住宅の一部が損壊したものです。
ここで一番注目したいのが、建物の倒壊です。
なんといっても、人的な被害をもたらした最大の原因は、建物の倒壊による圧死や窒息死だったのです。
本来は人の命と安全を守るべき住まいが、**まさしく凶器となってしまい
そこに住む人に襲いかかってきたのでした。
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以上は実際に起きた大震災後に調査された事実です。
耐震実験のように一定の条件の下で行われて実物大試験ではないのです。
現実の地震は広範囲で、しかも敷地や条件が一軒一軒異なっています。

(震度7といわれる首都圏直下型地震、この地震で壊れないだけではなく継続して居住できる状態を保つことはその後の生活設計にとても重要なことです。)

柱と梁で構成されている在来木造住宅は『点接合』ですが、
地震に強いツーバイフォー工法は
「床・壁・屋根が一体となったモノコック構造」が基本です。
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この構造により地震の揺れを6面体の建物全体で受け止めて力を分散させます。
地震による力が一点に集中しないために建物の倒壊や損傷が起きにくいと考えられているのです。
また、枠組み材と構造用耐力面材などを一体化させることで、ねじれやせん断力を軽減するので、縦揺れ、横揺れの両方に対して強さを発揮します。

ツーバイフォー工法の特性を確かめるために、ツーバイフォー住宅と在来鉄骨軸組工法による住宅にそれぞれの重さに比例した力を加えて、その伝わり方を比較してみたところ、ツーバイフォー工法は枠組された木材部と構造用合板が「面」となって揺れの力を受け止め、分散・吸収します。
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在来鉄骨軸組工法では加えたカが柱や接合部などに集中し、部分的に負担がかかりやすい構造になっており、そこが耐震性の差として表れたのです。
(床や天井に水平ダイヤフラムを、壁に垂直ダイヤフラムをそれぞれ配し、
これらがツーバイフォーを形成しています。)

提案③ 同じ木造でも地震にも火災にも強い構造を選択する

・提案③ 同じ木造でも地震にも火災にも強い構造を選択する
枠組み壁工法の家・「ツーバイフォー又はツーバイシックス」で造る

30~40年前、住宅といえば国産の柱と梁を使って造る家が当たり前と思われていました。
ところが今では、同じ木造住宅でも地震や火災に強い
「枠組み壁工法・2x4・2x6工法」がずいぶん多くなりました。

我が国はなんといっても世界でもダントツの災害大国です。
それは、いつ起きるかわからない自然災害・・・大地震と沿岸部の津波・毎年襲ってきては大きな被害をおよぼす台風、そして山間部の土砂崩れ・・・
又、自然災害ではないが毎日起きる住宅火災などなど。
自然災害だから仕方がない・・・と諦めるわけにはいきません。
こうした危険から家族を守ってこそ我が家ではありませんか?
そうです、これから求められるのは「安心できるシェルターとしての家」なのです。
では、なぜツーバイフォー工法がお奨めなのか出来るだけわかりやすく説明します。
(ここでは、それを推進している「財団法人日本ツーバイフォー協会」の資料を引用します)
実証された強さとそのメリットとは