住宅の変化と生活のスタイル、特に暖房時における生活習慣のギャップが、引き起こした問題はまだまだあるのです。
隙間だらけの昔の家に住んでいた時代には少なかった現象として
目に見えるところでは「室内結露」
見えた頃には手遅れとなってしまう「壁体内結露」といった現象を引き起こしています。
室内ではこの結露が原因となってカビ・ダニが発生し、ダニの屍骸やフンが「アレルゲン」として空気を通して人の体に吸い込まれる事により「アトピー」「アレルギー」などの症状を引き起こす事のです。
恐ろしい事に現在は3人に1人がアレルギーに悩まされている事実があります。
これは家族の中に誰か1人は、アトピーやアレルギーに悩まされて生活しているということです。
食事などは別として、どうしたら住いそのものが原因となるアトピーやアレルギーを少なくすることが出来るでしょうか。
最大の要因は、結露です。
結露が原因となって発生するカビは気温20~28℃、相対湿度75%以上で栄養と酸素が発育条件となります。
「温度」「湿度」「栄養」と「酸素」このうち、栄養と酸素はどうしようもありません。
しかし、結露は湿度を適正にしてあげればこれを防ぐことが出来ます。
なによりも人の健康に良いといわれる湿度、45~55%を保つようにすることが大切です。
ここでは、「壁体内結露」ではなく「室内結露」を中心に考えて見ましょう。