特に夏場の快適生活には、太陽の光と通風、そして湿度のコントロールかな・・・
地球温暖化もあってだろうか、年々暑さを増している日本の夏。
熊谷市では「日本一暑い場所」が宣伝されているが、そこに住む人にとってはジョークでしかない。
暑すぎて笑い飛ばすしか方法が無いのだ。
窓を開けても風が無ければ外の熱気と湿気が一気に家の中になだれ込んでくる。
だから、体に悪いと知りながら冷房は欠かすことができなくなっている。
冷房が欠かせなくなった生活では、夏風邪を引いたり、冷やしすぎで体の具合を悪くする人が後を立たない。
問題は「冷やしすぎることだ」
ガンガンに冷やした家から一歩外に出れば、体中から汗が吹き出てくる生活を繰り返せば
体が悲鳴を上げてしまうのです。
日本の夏は「蒸し暑い」この一言に尽きます。
温度だけをとれば札幌の日中の温度も、内地と大差は無いはずだが、涼しく感じるのは
「湿気がない」カラッとしているからです。
夏の札幌は暑くはなったとはいえ、すごしやすい場所であることは誰でも認めると思う。
だとしたら、温度を下げると考えるよりも、家の中の湿度を快適湿度の範囲内(40%~60%)にとどめる建築上の工夫とエアコンの利用方法が、健康生活に欠かせないと思いませんか。
最低限のエネルギーで湿度が50%程度に出来るなら室温は28℃で十分快適な環境になるわけです。
体を冷やす事は、健康に悪い人は確かなのだから過度な冷房に頼らない家が望ましい事は言うまでもありません。
冬のみを考えた高断熱高気密ではなく「夏にも対応できる遮熱・高断熱・高気密住宅」が必要だと思う。
湿度の排出を中心に考えた換気装置と湿度を吸収する仕上げ素材も忘れてはならない大切なものです。