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エコロジーな家造りとは・・・

地球温暖化防止が21世紀の大きなテーマになっています。
この問題に向き合うために、世界規模での取り組みが始まりました。
CO2の排出を極力抑えるためには、産業界はもちろん、家庭での生活のあり方そのものが問われています。続き

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生活に欠かすことができなくなった便利なもの、この便利さが地球に悪影響を与えています。
ガソリンを大量に消費する車は敬遠されるようになり、一歩進んでガソリンを使わない仕組みの開発が進んでいます。
電気製品や機械類も、省エネ対策がますます重要な要素になっています。
電灯さえも、白熱灯から消費電力の少ない蛍光灯へ、そして発光ダイオードへ。

なにか、すべての面で今までの常識がいっぺんに覆る時代になったようです。
ところで肝心の住宅はどうでしょうか。
省エネで健康な家造りが進んでいるのは一部で、あらかたの家は「価格の安さ」や
「収納や間取りの問題」「デザイン性」に終始しているのが実情です。

そのことが悪いということではありませんが、これから造る家は少なくとも30年、いや21世紀のうちは、その場所で壊されること無く使われ続けるのです。

すでに建ててしまった家は別として、せめてこれから造るのなら家計にもやさしく地球環境に大きな負荷をかけない健康的な家にしたいものです。

今までの家造りでは、自然をどのように活用してきたのでしょう。
たとえば、「光」と「風」
太陽が明るく差し込む家造りは誰もが望むところで、風通しのよい家は高温多湿な日本の風土で欠かせないものでした。

間取りや外観の工夫によって、これらの恵みを最大限取り入れてきたのが、日本の家だったわけです。
21世紀の家はこの自然エネルギーを積極的に取り入れ、省エネルギーの工夫とあわせて、造る必要があります。
ところが、「地中熱」は今まで住宅で利用されていなかったのです。

地中熱を利用して冬の「床暖房」はもちろん、過度にエアコンに頼らない夏場対策を
考えてみましょう。