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植物性塗料

塗料はきれいに仕上がればよい・・・・本当は材料の呼吸を止めてはいけない続き

無垢材は呼吸できる自然塗料を使わないともったいない。
無垢材のもつ調湿能力や吸音能力を妨げないためにも、使う仕上げ塗装は植物性健康塗料を使います。
あらかじめ、塗装されたものもあればまったく塗装していない材もあるのですが、現場で塗装するのであれば植物塗料が安全です。
私は「リボス」という塗料を使っていますが、安全といわれているこの塗料でもその原料である植物の成分によっては、中には反応をしてしまう人もいるほど塗料は健康に大きな影響を与えるのです。
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最近は、人の手や足が多く触れるところ「床」「ドア」「ドア枠」「巾木」「カウンター」などは塗装するが、壁や天井に使うときは原則的に塗装しないようにしている。
自然塗料は、一度下塗りしても、簡単に乾かないため時間も手間も懸かるのが難点なのと、ウレタンなどのように表面に光沢を出すことは出来ないもの。
家具などの木材や日常生活で見慣れた木に似せたハリモノやプリントものに見慣れてしまっていると、丁寧に仕上げた塗装でも「もつとしっかり塗装してほしい」と感じるかもしれないが、木材を呼吸を止めることない「自然塗料の持ち味が実はここにある」と気がついて欲しいものです。