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生活の中心は居間それともダイニングキッチン

間取りを考えるときに、家族が集まる場所を中心に考えると思います。
一昔前なら、家族ではなく人寄せがあったときに使う和室の続き間が、中心でした。
今は、そのような人寄せのことを考えて間取りを造ることは無くなり、家族中心の間取りに変わってきたのです。続き

その場合、「一番日当たりがよく広い面積を占めるのがリビング」というのが、最近までの定番でした。
ダイニング・キッチンはというと、「2550mmのI型」キッチンを食堂に対面して設置する「対面キッチン」が主流だったのです。
主婦が料理している目の前に子供たちがいる。
そんな情景を写したカタログが多かったと思いませんか。
でも、このI型キッチンはキッチンとしての機能である「収納」「調理」「配膳」などから考えると
すべて中途半端なスペースしか取れません。

主婦にとって一日の多くを過ごすキッチン、ある意味では家のすべてといっても過言ではないようです。
それだけに、キッチンにたいして抱いているさまざまな夢があるのです。
これは、半端ではありません。
ショールームに出かけるのは、子供がディズニーランドに行くのと同じ、いやそれ以上に
楽しいといいます。
近くのショールームはもちろん、都内のショールームに出かけていって、専門スタッフと打ち合わせするのです。
このパワーは、半端手は無いのですが、それだけにさまざまなキッチンが完成して、私たちも楽しんでいます。
私は今、家造りの中心がこのキッチンに変わってきたな・・・・これが実感です。

ダイニングとキッチンを分けるのではなく、ダイニングキッチンが一体となった広いスペースが、確保されるようになってきました。
「男子厨房に立たず」で主婦だけが台所に立って料理を作る時代から、家族全員が台所で手伝う、そんな光景が目に浮かびます。
団塊の世代の定年後、自ら調理を趣味とする人が増えたといいます。
まさしくダイニング・キッチンは日当たりや通風のよい、広く快適なスペースに造られるようになったのです。
キッチンの形や素材に、こだわり徹底して快適な空間を求めてみるのも悪くはありません。
必要なら、キッチンを自分にあわせて、注文してみることも出来ます。