②外壁材を保持する能力が不安
これは、外張り断熱が最初から指摘されてきたことです。
構造の外側に断熱材を貼り、その上に外壁の仕上げをする。
このような断熱工法を採用する以上、それこそ誰でも感じる不安に対処しないまま、新しい工法としてセールス活動する事はまず考えられません。
それなりに、十分な検証がされたうえで発売し施工されていると考えています。
③外観を決める外壁が自由に選べない
普通、外断熱材を使った場合の外壁はサイディングやALCなどの乾式工法が多い。
通気のため縦胴縁を使えば、その胴縁に直接取り付けられる横長の外装建材が
一番簡単であるからです。
もし、外張り断熱の上に左官仕上げをするとしたらどうでしょうか。
方法はあるが内断熱では当然の外壁左官仕上げが極端に高くなる。
もともと、外断熱材の価格は高いわけだから、仕上げ材まで含めると相当な価格差になる。
住宅のデザインを左右する外壁材の選択が、価格面から自由にならない。
外断熱材を使うとなると
価格・シロアリ対策・外壁の選択・外壁の保持力など、解決しなければならないのです。
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外断熱施工中