もう一つ重要な事は、電磁波の種類です。電磁波という言葉よく聞くのですが
実際にどういうものかというと今一つハッキリしないという方が多いのではないでしょうか。電場と磁場が交互に波のように進んでいくものなのですか、波の長さによって性質が大きく異なっています。
波長の短いものから、ガンマ線、X線、紫外線、可視光線、赤外線、マイクロウエーブ、電波(テレビ、ラジオ等)あります。
レントゲンで使うX線も光も電波も実はみんな電磁波の一種なのです。
光などは人間にとって必要不可欠なもので、有益なものですが、電磁波の中のいくつかは、人体に有害であることが既に分かっています。
ガンマ線やエックス線のように分子から電子を剥ぎ取って分子を壊してしまう電離効果やマイクロウエーブのように熱を起こす熱効果です。
その他にも紫外線のように皮膚ガンの原因になるものもあります。
しかし、それよりも波長の長い極低周波については、その有害性についてまだ科学的な証明はなされていません。
その電磁波は、高圧送電線、また家庭で使われている電線や電気製品から生じる50~60Hzの周波数のものです。
しかし、疫学調査では、白血病の発祥リスクが増加することが確かめられています。
ガンだけではなく、精神的な面への悪影響が出ているという報告もあります。
米国の医師でノーベル賞にノミネートされたロバート・ベッカー博士の著書
「クロス・カレント」によると、電磁波の影響によってホルモンの分泌に障害が生じ、
自殺者や自閉症の子供が増加すると述べられています。
我が国の若者の間での
携帯電話の普及と、少年による犯罪の増加も無関係でない可能性のある事を考慮に入れ、調査がなされるべきではないでしょうか。