城下町ならではの伝統的なお住まいが散見される住宅地の中で、平屋建ての岸邸の外観には、ひときわ存在感があった。
メインは黄色と赤茶のレンガ、さらに上部は強めのカラシ色で彩られた外壁をはじめ全体から受ける第一印象はいわゆる洋風建築とは異種のSensibilityを感じさせた。 |
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感心したのは、オープンになっている外構だった。塀や門は一切無くして、道路からゆるいカーブを描くアプローチ。 無駄なものをカットすることによって、よいものが際立っている。
Detailにも行き届いているセンス、たとえば表札が一つのオブジェとなっている。夜は、スッポトライトに照らされる表札、飾り立てるだけがガーデニングではない事をあらためて教えてくれた。
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